顎やフェイスライン、口周りニキビの原因は男性ホルモンに関係が?

あなたは、顎やフェイスライン、口周りのニキビで悩んでいませんか?

おでこや鼻のニキビは洗顔や薬で比較的すぐに治るのに、顎ニキビやフェイスラインのニキビは、繰り返しできてしまったり、治りにくかったりしますよね。

「美容には気を使っているのに…」
「皮膚科に通っているのに…」
「食生活は気をつけているのに…」

と思っている方は多いんじゃないでしょうか?

顎ニキビに悩む女性

なかなか治らないその顎ニキビ、実は、男性ホルモンが原因かもしれません!

顎やフェイスライン、口周りにニキビができやすい、あるいは繰り返しできてしまう方は、男性ホルモンが原因の可能性が高いです。

男性ホルモンと聞くと、男性にしかないものだと思われる方もいるかもしれません。ですが、実は、女性の体内でも男性ホルモンがつくられているのです。

そして、この男性ホルモンが、ストレス、生活習慣等によるホルモンバランスの崩れによって増加してしまうことが、治りにくい顎ニキビの原因になってしまっているのです。これは、男性・女性どちらにも当てはまります。

このように、顎ニキビは外部的な要因よりも内部的な要因が大きいので、治療に少し時間がかかってしまうかもしれません。だからこそ、原因を知り、しっかりと対策をすることが重要です!

ここでは、ホルモンバランスの崩れの原因と対策について解説していきます。ホルモンバランスを改善することによって、なかなか治らなかった、顎やフェイスライン、口周りのニキビが、きっと治るはずです!

顎ニキビは男性ホルモンが原因

もちろん、全てのニキビの原因が男性ホルモンによるものではありません。しかし、上記でも述べたように、顎やフェイスライン、口周りにニキビができやすい方は、男性ホルモンが原因の可能性が非常に高いと言えます。

「急に体毛が濃くなった」
「急に産毛が生え始めた」

なんて経験はありませんか?

急に毛が濃くなったり、生え始めたりした方は、男性ホルモンが増えている可能性がありますので、注意が必要です。

 

特に毛の生える部分は男性ホルモンが多い

髭

一般的に、「毛」が生えている部位は、男性ホルモンが強く関与しています。そして、顎やフェイスライン、口周りは、男性であれば髭が生えてることからも分かるように、この男性ホルモンが特に影響するのです。

「ジヒドロテストステロン(DHT)」が皮脂の分泌を促進する

男性ホルモンの多くを占めるのは「テストステロン」というものです。「テストステロン」は、細胞内で「5α-リダクターゼ(還元酵素)」という酵素によって、「ジヒドロテストステロン(DHT)」というものに変化します。

この「ジヒドロテストステロン(DHT)」が、皮脂腺を刺激して、皮脂の分泌を促進させてしまうのです。

性ホルモン、とくにアンドロゲンがざ瘡の形成に影響していることは良く知られており、これまでにも多くの報告が見られる。
特にジヒドロテストステロン(DHT)が皮脂中のトリグリセリドの産生を促進し、過剰な皮脂の分泌がざ瘡形成の原因の一つとなる。

引用元:ニキビに対するホルモン療法:参考文献_美容医学への扉

さらに、男性ホルモンが増えると、毛穴の角質が増え、毛穴を塞ぎやすくしてしまいます。そこに皮脂が詰まることで、ニキビの発生や悪化を招いてしまうということですね。なんともやっかいな症状です…。

なんでも、「ジヒドロテストステロン(DHT)」は、実に働き者で、活発に作用します。全く、大人しくしていてほしいですよね!

難しい単語ばかり並べてしまいましたが、理解して頂けましたか?

簡単に説明すると、

ストレス、生活習慣等で、男性ホルモンが増える→皮脂が過剰に分泌される→ニキビが発生

というメカニズムです。

このように、あなたの顎ニキビも、ホルモンバランスが崩れてしまうことが原因で引き起こしてしまっているかもしれません。顎ニキビを治すためには、多くの場合、ホルモンバランスを正常に保つことが重要です。

では、ホルモンバランスを正常に保つにはどうすればいいのか?

ここからは、男性ホルモンが増える原因と対策について解説していきます。

なぜ男性ホルモンが増えるの?

さて、顎ニキビが、男性ホルモンによって引き起こされる原因を解説しましたが、そもそも、なんで男性ホルモンが増えてしまうのでしょうか?

男性ホルモンが増えるのには、様々な要因があり、少々厄介ですが、一番に考えられる要因に「ストレス」が挙げられます。

ストレスを抱えている女性

抗ストレスホルモンが男性ホルモンを増やす

私たちの体は、自律神経によってコントロールされています。
ストレスを受けると、私たちの体は「辛い!」と感じます。この時、自律神経が乱れます。そして、自律神経の乱れを和らげるために(その辛さを和らげるために)、抗ストレスホルモンである「コルチゾール(ステロイドホルモン)」「アドレナリン」といったホルモンを分泌するんですね。

コルチゾンとアドレナリンは人体がストレスに対して反応する際に放出される主なホルモンである。これらは血圧を上昇させ、体を闘争または逃避反応 (fight or flight response) に備えさせる。

引用元:コルチゾール – Wikipedia

これら、「コルチゾール(ステロイドホルモン)」や「アドレナリン」といった抗ストレスホルモンは、「副腎」という器官から分泌されるのですが、「副腎」は男性ホルモンを生成する場所でもあるんです。

副腎皮質からはコルチゾール、アルドステロン、性ホルモンが分泌治され、髄質からは、アドレナリン、ノルアドレナリンなどが分泌されています。これらのホルモンは体の中でその濃度が一定に保たれ、過剰になったり不足したりしないように分泌量が調節されています。

引用元:独立行政法人国立病院機構 四国がんセンター

「コルチゾール(ステロイドホルモン)」や「アドレナリン」といった抗ストレスホルモンは、私たちの体を守るために、非常に大事な役割を果たしてくれますが、過剰なストレスを受けると、「副腎」の制御が効かなくなり、抗ストレスホルモンを分泌するついでに、男性ホルモンまで分泌されてしまうということです。

男性ホルモンが増えると、皮脂の分泌が促進されてしまうとお話ししましたね。だから、ストレスをためないことは、ニキビを作らないためにとっても重要なことなんです!

ストレスをためないためには?

前提として、「ストレスは自分自身が生みだしているもの」と考えた方が賢明です。基本的に、自分で変えることが出来るのは”自分だけ”です。自分以外の人やモノが変わることを期待するよりは、自分の考え方や捉え方を変えるという意識を持つようにしましょう。それが一番解決に近いですし、そう考えることによってストレスの量はグッと減らせるはずです。それを踏まえ、ストレスがたまったと感じた時は、次のことを意識してみてください。

紙に書き出す

紙とペン

ストレスがたまっている時は、どうしても感情的な思考になりがちです。そうなると、モヤモヤはなかなか晴れません。「自分は何に対してストレスを感じているのか」、「誰に対してストレスを感じているのか」、「何故それにストレスを感じているのか」等と紙に書き出すことによって、今の状況を冷静かつ論理的に判断でき、何を改善すればいいかが明確になります。

体を動かす

運動する女性

人間の体と心は連動しています。運動をしている人は、していない人に比べてストレスへの対応力が高いことが明らかになっているのです。運動は、エンドルフィンを産出し、リラックス効果をもたらします。また、セロトニンを増加させ、精神疲労を回復させる効果もあります。イライラしたなと思ったら、外へ出て少しでも体を動かしてみるといいと思います。気持ちも整理できますよ。

休息をとる

寝ている女性

睡眠不足や働き過ぎは肉体的にも精神的にも影響を与え、ストレスのもとになります。「寝るときは寝る」、「働く時は働く」、「遊ぶ時は遊ぶ」というように、生活にメリハリをつけるようにしましょう。休むことで、リフレッシュや体力回復が出来ます。また仕事においてもより良いパフォーマンスを発揮できるはずです。”ちゃんと休む”ことも仕事です。ストレスをためない人は、仕事をするために休むのです。

睡眠不足がホルモンバランスを崩す

あなたは規則正しい生活を送れていますか?

  • 睡眠時間が短い
  • 眠りの質が悪い
  • 夜更かしをしている

これらは、ホルモンバランスを乱す原因になってしまいます。

睡眠不足の女性

睡眠に関係するホルモンは、大きく分けて2つあります。「夜」に分泌される「成長ホルモン(プロラクチン)」と「睡眠時」に分泌される「メラトニン」です。

メラトニンとは

「メラトニン」は、自然な眠りに誘導する作用があり、「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。夜間になるにつれ、徐々に分泌が促され、眠くなるというメカニズムです。睡眠を助けてくれるホルモンですね。

成長ホルモン(プロラクチン)とは

「成長ホルモン(プロラクチン)」は、ストレス回復や月経のリズムに大きく作用しています。また、深い眠りである「ノンレム睡眠時」に多く分泌されます。

「メラトニン」は、光の刺激によって分泌がおさえられてしまうのですが、「メラトニン」の分泌が少ないと、なかなか眠りにつけなかったり、深い睡眠ができなくなってしまったりします。これが、「成長ホルモン(プロラクチン)」の分泌を妨げ、月経の不順等を引き起こし、ホルモンバランスの崩れの原因となってしまうのです。

このように、不規則な生活習慣は、ホルモンバランスを乱し、男性ホルモン優位の体を作ってしまうのです。

質の高い睡眠ができるように、就寝時は部屋を暗くしましょう。また、寝る直前のスマホやパソコンの使用も控えるようにしましょうね!

男性ホルモンが増える原因まとめ

男性ホルモンが増える(男性ホルモン優位になる)原因は、他にもあります。そこで、挙げられる原因をまとめてみました。

  1. ストレス
  2. 睡眠不足
  3. 偏った食生活
  4. 冷え
  5. 過度なダイエット
  6. 過度なトレーニング
  7. タバコ
偏った食生活

偏った食生活は、ホルモンバランスの乱れを誘います。特に、肉などに含まれる動物性タンパク質は、男性ホルモンが増加する栄養素として有名です。バランスの取れた食事を心がけましょう。

冷え

「冷え」もまた、ホルモンバランスを乱すと言われています。冷え症や低体温は、血流を悪くし、様々な不調を引き起こす可能性があります。

過度なダイエット

過度なダイエットは、エストロゲンの分泌を増加させてしまい、ホルモンバランスが崩れる原因になります。過度なダイエットは、生理不順や無月経を引き起こします。また、生理痛がひどくなりやすいので注意しましょう。

過度なトレーニング

これは想像がつくと思いますが、トレーニングは男性ホルモンを活性化させます。もちろん体を動かすことは大切なので、適度なトレーニングを心がけましょう。

タバコ

タバコは女性ホルモンの分泌を抑え、男性ホルモン優位の体を作りやすくなってしまいます。女性ホルモンが少なくなると、肌のコラーゲンを失い、たるみやシワができやすくなってしまいます。

生理前に男性ホルモンが増える?

生理前にニキビがで増えてしまうことってありますよね。生理前になると、男性ホルモンが増えるとお思いの方も結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?

これは、厳密に言うと、生理前になると、男性ホルモンが増えるのではなく、男性ホルモンに似た動きをする、「黄体ホルモン(プロゲステロン)」というホルモンの分泌量が増えることが原因に挙げられます。

生理とニキビの関係については、こちらの記事で詳しく解説していますので、良ければご覧になってくださいね。

ホルモンバランスを整える方法

顎ニキビを増やさないために、ホルモンバランスを整えるには、まずは上記で挙げたような問題を改善するのが第一ですが、その他にホルモンバランスを整えるために有効な手段をご紹介します。

大豆イソフラボンがホルモンバランスを整える

大豆イソフラボン

何事もバランスが大事

いかがでしたか?

ニキビに悩んでいるあなたは、ここまで読んで、「男性ホルモンは悪いものだ!」と思ってしまったかもしれません。

ですが、大事なのは「バランス」です。

ホルモンの変化が微量でも、体は大きな影響を受けます。男性ホルモンが原因だからと言って、「とにかく男性ホルモンを減らせばいいんだ!」となるのは、危険ですし、根本的な解決にはなりません。

「適度」が大事です。ストレスを抱え過ぎたり、睡眠時間が短すぎたり、食生活が偏りすぎたりしている方は、普段の生活の中で、少しでもいいので心がけてみてくださいね。

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